モバイラー中ちゃんの気まぐれ桜旅 title

4月6日(月)一日中雨

埼玉県荒川村清雲寺、長泉院、浦山口駅



1.
樹齢600年と言われるしだれ桜。年輪を重ねてきた様子が伺える。
1998.4.6--荒川村清雲寺

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2.
1.とは別のしだれ桜。お寺の山門の近くにある。
1998.4.6--荒川村清雲寺

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3.
長泉院の「よみがえりの一本桜」
1998.4.6--荒川村長泉院

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4.
秩父鉄道の沿線にも桜が多いそうだ。
1998.4.6--秩父鉄道浦山口駅

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清雲寺、長泉院について
問い合わせ先:
荒川村役場産業観光課 tel 0494-54-2111

旅日記

昨日最後に桜を見たのは山梨県身延町だった。ここから秩父地方に向かうルートを私の持っている道路地図帳で調べると、98年3月開通予定となっている国道140号線雁坂トンネルを通っていくのが最も早そうだ。距離から計算するとだいたい所要3時間ぐらいか。
ただ、道路の開通時期はずれることがあるし、ニュースなどを聞いていても開通したという情報は流れていないので心配だ。
念のため道路交通情報センターに電話して聞いてみると、開通予定は4月23日午後だということだった。開通予定を3月としていた時期もあったが、開通が少し遅くなったらしい。
うーむ。そうなると身延−河口湖−八王子−飯能−秩父というルートで、カタカナのコの字型に迂回しないといけない。

料金値下げの前日に瀬戸大橋を通らなくてはならなかったし、今回は雁坂トンネルでショートカットすることもできなかった。どうも今回の旅は道路に恵まれていない。

多少寝坊したこともあり、談合坂SAを出発したのは午前9時頃になった。週明けの渋滞はあろうが、悪くても2時間ほどで着くだろうと予想していた。ところが、国道16号は昭島市内の1車線区間でえらく渋滞していたし、飯能市内の国道299号は泣けるほど道が細く、しかも市街地を走らなくてはならず平均速度が遅くなる。そこから先の正丸峠も遅いトラックの後ろについてしまいゆっくり走ることを余儀なくされた。
結局清雲寺に着いたのは3時間半後だった。
昨夜走った時間も合わせると、身延町から秩父地方まで6時間かかったことになる。雁坂トンネルの開通が早かったらもう少し楽をできただろう。

清雲寺のしだれ桜は、満開と言ってもいいだろう。雨のためか少し花びらが落ちていた。最も古いもので樹齢約600年、樹高は約15mある。この他にも、数本のしだれ桜が寺の周辺を飾っていた。花が開いている桜のほとんどは白い花をつけているが、中には透き通るようなピンク色の満開のしだれ桜もあった。日光があったほうが写真映えするのだが、太陽は雨雲に隠れたままだ。

そこから1kmほどのところに、秩父三十四観音巡礼の第二十九番長泉院がある。
私は1991年のゴールデンウイークに両親とともに秩父観音巡礼をした。このお寺にも立ち寄っている。
ゴールデンウイークだから桜はもちろん終わっていた。その頃老いを感じ始めていた母が、縁起がいいからと言って「よみがえりの一本桜」という看板の前で写真を撮るようせがんだことを覚えている。
今日は写真を撮った後に納経所(朱印をもらう場所)に立ち寄り、お寺の方に「よみがえりの一本桜」の名前の由来を伺ってみた。
お寺の裏の浦山ダムの取り付け道路が10年ほど前に作られたが、そのとき桜のそばにあった杉や桧を切ったところ、桜の日当たりが良くなり花付きが回復した。そこでこういう名前で呼ぶことにしたという。ただ、桜のそばにできた道路をトラックが頻繁に走っているため、根が傷んでいるのではないかと心配しておられた。
浦山ダムはすでに使用が開始されているが、ダム湖周辺の公園などの整備が急ピッチで行われていて、今年中には利用できるようになるそうだ。
ダム湖は、荒川村に桜が多いことにちなんで秩父さくら湖と名づけられた。湖岸や取り付け道路の沿道に10年前頃から計画的に桜が植樹されてきた。それらの桜が大きくなる頃には、すばらしい名所になるだろうということだった。

さくら湖の桜にも期待したいが、長泉院のしだれ桜にもずっと元気でいて欲しい。

さて、秩父まで戻ってくれば実家は近い。今日は久しぶりに実家に帰ることにしよう。


ところで、東京外環自動車道を走っていたところ、前を走っていたトラックのタイヤがバーストする現場に出くわした。

トラックの後ろを走っていたところ、ゴムの焼けるようなにおいがしてきた。自分の車がにおいを発しているのかとも思った。さっき関越道に乗った最初のPAでタイヤのチェックをやったが、その時に何か見逃したか。
突然ガシッという大きな音がした。瞬間的にどこで何が起きたか分からなかった。2,3秒後に前のトラックの下から大小さまざまのゴムの破片が散らばったので、タイヤが破裂したのだと分かった。
トラックはハザードランプを出してゆっくりと路肩に駐車した。私はその横を通り過ぎたため後のことは分からないが、停車するときの様子からするとトラックは大丈夫だろう。
前日に自分の車のタイヤで傷を見つけたことといい、他の車のタイヤバーストを目撃したことといい、改めて点検の重要さを痛感した。

これからもずっと安全に旅をしたいものだ。


今朝までの睡眠時間:7時間。

今日の食事

今日の走行距離:328Km

今日の宿:茨城県の実家


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