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1. 一軒宿の前を桜が飾る。 2004.5.10--北海道長沼町 馬追温泉(52K) |
2. 牧場の中にある石川の桜はまだ3分咲き程度だった。 風のせいか、枝があちこちで折れていた。 2004.5.10--北海道室蘭市 石川の桜(30K) |
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3. 2004.5.10--北海道室蘭市 幌萌の大桜(61K) |
4. 大桜のたくましい幹。 2004.5.10--北海道室蘭市 幌萌の大桜(60K) |
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5. 義経伝説の地を桜が飾る。 2004.5.10--北海道平取町 義経神社(69K) |
今日はいよいよ北海道を離れる日だ。夕方にフェリーに乗らないといけない。
まずは、昨日下見した馬追温泉へ。見た限り十数本の桜があるが、まだ半分程度しか咲いていない。中でも良さそうな桜を選んで写真を撮る。
道路の付け替えによって現在では不要になった看板が、少し桜の邪魔をしているようだ。
次は、2日前にも見に来た室蘭の桜2本である。そのときはどちらも咲いていなかった。
石川の桜は牧草地にぽつんと立っている。私が見ている間じゅうかなり強い風が吹き付けていた。周りにはさえぎるものがない。風のせいか、直径10cmはありそうな枝があちこちで折れてしまっていた。この桜は、地面から株立ちした形をしているが、風のせいでこんなふうに変わった形になったのかも知れない。
幌萌の大桜は8分咲きぐらい。樹齢約170年と推定されている、形よく、樹勢もあるすばらしい桜だ。写真を撮るのを忘れてしばし見とれてしまった。
今では周囲が住宅地になってしまった。桜にしてみれば、人間がどんどん周りの環境を変えてしまったことを嘆いているかもしれない。
小雨が降り始めたのを潮に桜を離れる。
途中、白老町の仙台藩陣屋跡に立ち寄るが、桜はほとんど咲いていなかった。
最後に訪ねたのは平取町の義経神社。
史実では源義経は平泉の変で自害したはずだが、実は生き残り、北海道まで渡っていたという伝説がアイヌ民族の複数の部族の中にあるのだそうだ。この神社はその伝説の1つを元に、江戸時代に和人が創建したものである。
外は傘が役に立たないほどの強い雨になってしまった。着ているジャケットがびしょぬれになる中、カメラを雨から守りながら写真を撮った。
神社の他、隣にある義経公園にも桜が植えられているようだが、雨が強いせいでゆっくり散歩して見て回る雰囲気ではない。
16:30に苫小牧フェリーターミナルに到着。大洗行きのフェリーの乗船手続きを行う。
これでとうとうゴールデンウイークの旅も終わりである。
早い段階で代休が取れると分かっていたら、もう少し効率的な旅ができていただろう。
また、桜前線は、本州ではかなり速いペースで北上したが、北海道に入ってそのペースはかなり落ちた。その予測もはずしてしまったので、計画がうまく立てられなかった。
でも、桜は来年だって見られるのだから、あまり残念がってばかりいても仕方がない。
もし、今週末に魅力的な桜が見ごろを迎えるようであれば、今度は東京から飛行機で北海道を訪ねることになるだろう。今週ずっと北海道にいられれば幸せだが、今年は仕事あっての桜旅なので仕方ない。せいぜい、すばらしい桜が呼んでくれることに期待しよう。
下はフェリーで食べたミートソース。 (↑48KB) |