|
|
|||
1. 2004.4.1--東京都豊島区南大塚(80K) |
2. 雨の桜並木。 レンズに雨粒がついてしまった。 2004.4.1--東京都文京区 播磨坂(78K) |
会社を出たのは21:30。エレベーターでたまたま社長と乗り合わせ、「一杯どう?」と誘われたが、撮影があると言って丁重にお断りしたら、納得していた。私の花狂いがだんだん社内でも知られてきたが、果たしてこれはいいことだろうか、いけないことだろうか。
急いで帰宅した後、カメラをかついで撮影に出かける。今夜から雨が降るという予報が出ているので、都心の染井吉野を撮るなら今夜が最後のチャンスなのだ。
まずは、月曜に深夜タクシーの運転手さんが教えてくれた南大塚の桜並木へ。桜のガイドブックなどでは見たことがない場所だ。
JR大塚駅を降りたらすでに小雨が降っていて少しおびえる。
徒歩約5分で桜並木着。およそ4,500mにわたって桜並木が続いている。有名でない場所だが、桜は壮年期と見えて花つきがいい。ちょうちんも下がっていて雰囲気もよい。満開を少し過ぎて散り始めている。雨が少し強くなるたびに、あちこちの枝から花びらがはらはらと舞う。
家路を急ぐ人が道を横切る中、タイミングを見図らいながらシャッターを押す。
次は播磨坂へ。
播磨坂は、環七や環八と同様に、東京の環状線の一つとして計画された環状三号線という道路の一部に当たる。だが、3〜400mしかできておらず、車の交通量は少ない。だから、車の騒音や排気ガスにあまり悩まされずに花見ができる。
道の両側と、中央分離帯に桜並木がある。3列の並木は珍しいと思う。ここでも花は散り始めだ。
特にライトアップをしているわけではないので、撮影は制限される。明るめに見える桜を狙ってシャッターを押す。
小雨も降っているというのに、毛布をかぶりながら宴会をしている人たちがいた。風邪をひかなければいいが。
帰り道はかなり強い雨になった。自分のジャケットをカメラにかけて濡れないようにする。自分が風邪をひきそうだ。他人の心配をしている場合ではなくなった。
夜半には雨が強くなって自宅近くには落雷もあった。この雨で都心の桜はかなり散ってしまったことだろう。
週末は郊外に足を延ばすとしよう。