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1. 雨が上がって晴れてきた。 2004.4.2--東京都文京区 清和公園(80K) |
2. 2004.4.2--東京都文京区 清和公園(65K) |
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3. マンション建設計画に伴って 切られてしまった桜の隣にある木。 切られた木を写したくないと思って構図を選んだら よくない写真になってしまった。 2004.4.2--東京都文京区本郷4丁目(65K) |
会社の昼休みに近くの桜を巡る。これも小さな旅といえるだろう。
まずは、忙しくない時にたまに私が昼寝をしている(もちろん昼休み時間中に限っている(笑))清和公園へ。
私は「お昼寝公園」と呼んでおり、会社では「お花見公園」と呼ばれている。会社のお花見がここで行われるからだ。
昨夜私をびしょ濡れにした雨は昼前に上がって、陽が差してきた。雨で少し花びらが落ちているものの、まだ桜の見ごろは続いていると言える。
ここには十数本の桜がある。染井吉野が多いが、どれも樹齢2,30年と見える壮年期の桜で、枝ぶりも花付きもなかなかいい。近くに電線が走っているため、いくらか枝打ちをされてしまっているのが少し可愛そうだ。
ここには早咲きの河津桜の幼木も2本ある。2月中旬にはすでに見ごろを過ぎていた。今は他の桜に先んじて緑色の葉を一杯に広げている。
園内では、子供づれのお母さんたちや、昼休みのサラリーマンやOLが、食事をしたり、本を読んだりして思い思いに楽しんでいる。
会社の有志がちょうど一週間前の先週金曜日夜にここで花見をしたが、寒くてすぐに居酒屋に場所を移したそうだ。今日は暖かでお花見日和、昼寝日和と言える。だが、桜の写真を撮ったりするのに忙しくて、今日は昼寝の時間はない。
次に、公園近くの坂道を訪ねる。地元の人が約40年前に植えた染井吉野が4本ある都有地だったが、最近になって民間の開発会社に払い下げられた。しかし、民間の開発会社がマンション建設の妨げになるとして2本を切り倒してしまった。もう1本も切る計画があると言い、最終的に残るのは写真に撮った1本だけだ。
地元からは反対運動が起きていたが伐採は行なわれてしまった。生活道路になっている桜の下の坂道も廃止されるらしい。
こちらも壮年期に入った、かなりよい桜だった。高さ1mほどに切られてしまった桜は、それでも生きようと今は数枚の葉を出している。
なんとか全部残してもらうことはできなかったものだろうか。
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