2004年2月21日(土)
晴れ時々曇
静岡県河津町
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1.
海沿いの河津桜。
2004.2.21--静岡県河津町(61K)
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2.
河津桜の原木。
この1本から河津桜の歴史が始まった。
2004.2.21--静岡県河津町(64K)
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旅日記
会社で、とても忙しいプロジェクトにアサインされてしまった。今週は2回会社に泊まり、3日間の合計睡眠時間が5時間半という、人生の最低記録を作ってしまった。
本当は今朝7:30発の特急で河津に向かうはずだったが、起きられないと判断し、昨日のうちに13時発のスーパービュー踊り子号へと変更しておいた。
約11時間の睡眠の後、午前11時に起床。まだふらふらする身体をおして、東京駅へと向かう。
スーパービュー踊り子号は満席。私は、私と同年代くらいの主婦7人組と同席となった。椅子を向かい合わせにしたいとのことだったので私は快諾した。彼女たちは異分子の私など意に介さない様子で熱心におしゃべりを楽しんでいる。耳を傾けていると、仲間の一人の息子が熱を出したため急遽1席キャンセルしたそうだ。私はそのキャンセルの直後に指定券を変更できたらしい。
写真を撮るにはわずかに遅い午後3時半に河津着。まずは海沿いの桜を目指す。条件がいいらしく、ここの桜は満開だ。
続いて河津桜の原木へ。
昭和30年代のある日、ある町民が河津川沿いの草むらの中で芽吹いた桜を見つけ、それを自宅に植えた。数年後にそれが花を付けるようになった。これが後の河津桜だ。
この木の枝の接木で、河津桜は増やされていき、今では町内に8000本もあるという。河津町の人口に近い数だ。
原木は満開。見学者がひっきりなしに訪れる。また、原木前の道路を通過する車も、徐行しては刹那の桜を楽しんでいく。なかなか写真を撮りにくい状況だ。
桜追いの私にとって、春に会社が忙しいのは少し困りものだ。
今日の食事
手の込んだ日本料理。
少しは仕事の疲れを
忘れられそう。
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- 朝:自宅にて、パンにオレンジマーマレードをつけて食べる。飲み物はウーロン茶。
- 昼:主婦7人組に囲まれながら、東京駅で買ったちょっと高級そうな駅弁「贅沢な冬の味覚 冨有(ふゆ)の華」を食べる。添えられていたお品書き通りに書くと、
牡蠣(かき)の照り煮
烏賊(いか)の八幡巻き
鰤(ぶり)南蛮焼
冬鴨けんちん
甘エビ唐揚げ
彩りなます
伊達巻
蟹爪さつま
福(ふぐ)竜田揚げ
五郎島金時天ぷら
黒胡麻団子
しし唐揚げ
山芋豆腐揚げ
白花豆煮
煮物 梅人参、蓮根、里芋、椎茸、絹さや
鮭炊き込みご飯
いくら
お弁当としてはとても手が込んでいる。久しぶりに美しい食事をいただいた。地獄から天国に上ったような気分だ。
- 夕:宿にて。名物のゆりい箱膳料理といのしし鍋をいただく。ゆりいとはこの地の方言で囲炉裏のこと。食前酒はみかんのワイン。お酒が飲めない私でも抵抗なくすっと入るさわやかなお酒。料理は、子持ち鮎の塩焼き、にじますの刺身・ツマはだいこん、山女のすじこ・大根おろし添え、なます、若鮎のから揚げ、ばをさっとから揚げにしたもの・とろろ添え(これならそばが伸びない)、天然物のいのししを使ったイノシシ鍋(いのしし肉、だいこん、白菜、こんにゃく、しいたけ、にんじんなど)、くちなしを混ぜて炊いたごはん、たくあん、白菜・にんじん・きゅうり・らっきょの漬物、ぽんかんなど。
宿周辺で取れた食材にこだわるご主人の姿勢がとてもうれしい。
- 今日の昼寝:
- なし
- 今日の車での走行距離:
- 0Km。
- 今日の温泉:
- 宿にて。夕食前に2風呂。夜中の2時に目が覚めてしまい、再び温泉へ。露天風呂の1つは照明が落ちていたが、ペンライトを持って強行入湯。満点の星空の下で入る露天風呂にはとても癒された。少し湯温が下がっていたのが難点。
- 今日の宿:
- 河津の隠れ宿・河鹿庵。余裕のある部屋の配置がうれしい。
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