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1. 2003.12.7--東京都文京区 小石川後楽園(66K) |
2. 背景は雪つりと紅葉。 2003.12.7--東京都文京区 小石川後楽園(71K) |
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3. 冬桜のアップ。ふくよかに咲いている。 2003.12.7--東京都文京区 小石川後楽園(66K) |
東京の紅葉はそろそろ終盤戦だ。今日は紅葉と桜の写真を撮りに出かける。
午前中は駒込の旧古河庭園で紅葉の撮影。うまいちゃんぽんで腹ごしらえをした後、午後から小石川後楽園へ。
ここは江戸時代には水戸藩の中屋敷だった。初代水戸藩主が造成に着手し、2代目水戸光圀(黄門)が完成させた。光圀は中国の風物を随所に取り入れたそうだ。
後楽園の名は、光圀の政治的信条である「先憂後楽」(民衆に先立って天下のことを憂い、民衆が皆安楽な日を送るようになって後に楽しむ)という中国の范文正の言葉から取ったと言われている。いい言葉である。
園内は紅葉が見ごろで、紅葉狩りの客がそぞろ歩く。多くの人は入って正面に見える紅葉を目指すが、私のお目当ての冬桜は入ってすぐの左手にある。
ここには樹高約5mと2mの2本の桜がある。直径2.5cmほどのふっくらとした花が枝をぽつぽつと飾る。春の染井吉野で言えば1分咲きぐらいだ。この桜を冬に見るのは今日で3度目だが、3度とも咲き具合はこんな感じだった。きっとこれが精一杯の開花なのだろう。時折吹く風に、ちらほら咲く花が寒そうに揺れる。
今日は前回までと違って紅葉も見ごろなので、紅葉を背景にして構図を選ぶ。すでに雪つりされた木もあって風情を醸し出している。
今日はもう1ヶ所桜の見られる場所に行こうと思っていたが、後楽園の紅葉が意外に良くて撮影に時間がかかったのと、初冬の早い日暮れのため、足を延ばすことができなかった。また来年に期待しよう。
思い出しヨダレが出そう(笑) (↑41KB) |