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1. 2000.5.3--福島県小野町 夏井川千本桜(66K) |
2. 2000.5.3--福島県小野町 夏井川千本桜(36K) |
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3. 2000.5.3--山形県長井市 伊佐沢の久保桜(62K) |
ゴールデンウイークの長旅に出発する。
茨城の実家から、常磐道・磐越道・東北道を経由して、山形の桜を見て、東北道に戻るのが今日の予定だ。
いきなり出足をくじかれた。常磐道が事故で約20Kmの渋滞だというのだ。仕方なく、並行する国道に迂回してそれを避ける。
しかし、片側1車線になる磐越道が再び渋滞。走ったり止まったりを何度も繰り返す。
磐越道に入って3,40分ほど走った頃だろうか。磐越道から川沿いの桜並木が見えた。一昨年に時間がなくて立ち寄るのをあきらめた桜だ。どうせ今日はこの先も渋滞しているようだから、途中下車してみよう。
夏井川千本桜は、夏井川に沿って約5Km続いている。昭和46年に完成した堤防上にソメイヨシノやしだれ桜約1000本を植樹したものだ。
川をまたいでこいのぼりが泳いでいて、ゴールデンウイークらしい風景を作り出している。
磐越道はやや高いところを通っていて、そこから見ると桜並木の眺めがとても良かったのだが、地上に降りてしまうと全体を見渡せるようないい構図が見つからなかった。
その後も東北道が渋滞し、伊佐沢の久保桜に着いたのは午後9時頃になってしまった。
伊佐沢の久保桜は樹高約16m。樹齢1200年とも言われている老樹だ。
坂上田村麻呂がこの地に立ち寄った際に思慕の仲になった娘がいたが、田村麻呂が帰国後に彼女の死を聞き、その死を悼んで送った桜だという伝説があるという。あるいは、戦国時代の伊達の家臣が亡くなった妻子の供養のために植えた桜、といった説もある。
見に来た人誰もが小さな溜息をついてしまうほど、ライトアップされた桜は荘厳で雄々しかった。
結局、道路の渋滞で苦労した一日だった。やはり5連休の初日を甘く見てはいけない。
今日の車での走行距離:302Km。
今日の宿:伊佐沢の久保桜の近くの駐車場。