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1. 早川沿いの桜並木。 2000.4.16--神奈川県箱根町 宮城野(41K) |
2. 2000.4.16--神奈川県箱根町 宮城野(79K) |
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3. 枝垂桜とソメイヨシノ。枝垂桜は幼木らしく、花付きはまだ良くない。数年後を楽しみにしたい。 2000.4.16--神奈川県箱根町 宮城野(74K) |
「毎週桜旅」を始めたのは99年10月10日だから、今日でやっと半年を過ぎたことになる。過去を振り返って「あっという間でした」と言うことは私もよくあるが、「毎週桜旅」だけは、始めた頃を思い出すと、2,3年、あるいは5年前のことのように、遠い遠い昔のことのように感じてしまう。
それだけこの旅が大変だということだろうか。
5月末か6月上旬にこの旅を終える頃には、果たしてどんな風に感じるのだろうか。
また仕事の話で恐縮だが、今週は一段と仕事が忙しくなり、水曜日にはとうとう今の会社に入って初めてオフィスに泊まってしまった。床にダンボールを敷いて先輩の寝袋を無断借用しての宿泊だ。そんなこんなで、今日も体調はあまり良くない。しかも、今日の目的地である神奈川県西部は雨が降っているらしく、気分も乗ってこない。
今日訪ねるのは、箱根町宮城野地区の桜並木だ。
3月に会社の合宿研修で箱根に来たとき、たまたま乗ったタクシーの運転手さんが箱根の自然に詳しい方で、私が桜が好きだと知ると、わざわざ遠回りしてこの桜並木を教えてくれたのだ。時折風花も舞う寒い日でソメイヨシノはもちろん花を付けていなかった。老木が多く、枝振りも見事で、花の季節はさぞすばらしいだろうと思えた。
今日の東京は曇だったが、JRからバスに乗り換えた小田原は雨。宮城野も冷たい雨が降っていて、しかも吐く息が白くなるぐらい寒い。薄手のセーターとシャツだけではじっとしていられないぐらいだ。もっと厚着をしてくれば良かった。
宮城野地区を流れる早川に沿って、1〜2Kmの桜並木が続く。ほとんどがソメイヨシノだが、一部に山桜系も混じる。
花は満開を少し過ぎた頃だろう。雨が少しずつ花びらを落としていく。
樹齢など詳しいことは分からないが、かなり大きな木が多く、枝張りも見事だ。木肌にも貫禄がある。きっと植えられてからかなりの年月が経っていることだろう。
堤防上の小道を枝がドームのように覆っている場所もある。桜で雨がしのげるのではないかと思わせるぐらい枝が空を隠していたりする。
川の中はマス釣り場になっていて、冷たい雨を押して何人かの釣り人が竿を垂れている。堤防沿いにはいくつかのテントやタープが張られていて、そこでバーベキューをやっている家族連れが何組もいる。父親が2,3匹のマスを釣って戻り、家族に大歓迎されているシーンにも出会った。
行きの電車からは、花が終わりかけたソメイヨシノをあちこちで見かけた。一方、箱根町を走るバスの中から、山中に咲く満開の山桜や、道路沿いのソメイヨシノを何本も見ることができた。関東南部の桜前線は、標高の高いところを目指して山を駆け上がっている最中のようだ。
今日の車での走行距離:0Km。
今日の宿:東京の自宅