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1. ヒナザクラ。 2000.2.27--静岡県 浜松市フラワーパーク(84K) |
2. ヒナザクラのアップ。カンヒザクラよりも花の色は薄い。 2000.2.27--静岡県 浜松市フラワーパーク(55K) |
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3. ヒナザクラのトンネル。 2000.2.27--静岡県 浜松市フラワーパーク(100K) |
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4. 舘山寺桜(カンヒザクラ)。 2000.2.27--静岡県 浜松市フラワーパーク(98K) |
5. 舘山寺桜(カンヒザクラ)を見上げたところ。 2000.2.27--静岡県 浜松市フラワーパーク(82K) |
風邪はなんとか今週中に退治した。久しぶりに長患いになってしまった。
やっと万全の体調で桜を見ることができるようになった。
今日は浜松市フラワーパークを訪ねる。ここには180種、約1500本の桜がある。その中の、舘山寺桜と雛桜が見頃だと聞いたのだ。
事前に桜図鑑で調べたが、どちらも載っていなかった。さて、どんな桜だろう。
雛桜はこの公園で作り出されたオリジナルの品種なのだそうだ。チュウゴクミザクラ(シナミザクラと同じか?)とカンヒザクラの交配種だという。なるほど、おしべがやや長く、少し外側に開いているように見えるのはシナミザクラの影響かも知れない。花の色は、濃紅色のカンヒザクラと、ほとんど白に近いシナミザクラとの中間といった感じだ。同じカンヒザクラ系のカワヅザクラに近いと思った。
早咲で雛祭の頃に咲くので、元園長の古里和夫博士が雛桜と名づけたというが、同氏の名前をとって古里桜とも呼ばれる。
帰宅して調べてみたが、「古里桜」という名前でも図鑑に載っていなかった。よほど新しいのか、あるいはあまり知られていない品種なのだろうか。
雛桜の並木のところどころに菜の花が植えられている。桜は6,7分咲き、菜の花は満開だ。両親と来ていた小さな女の子が「ここだけ春が来たみたいー」と言いながらはしゃいでいた。日が陰ると気温が7度ぐらいまで下がるし、時々冷たい雨が落ちてくる寒々しい天気だが、確かにこの場所だけ真っ盛りの春を先取りしたようだ。
舘山寺桜とは、沖縄のカンヒザクラの実生を育成し、古里氏が舘山寺桜と名づけたものだそうだ。こちらはやや下向きに咲くのであまり華々しくはない。
舘山寺桜にも、カンヒザクラ系の雛桜にも、蜜を好むメジロがやってくる。数十羽のメジロが騒がしく鳴きながら飛んできて、枝を転々としながら蜜を吸う。2,3分も経つと、メジロたちは別の桜目指して群れをなして飛び去っていく。
メジロやヒヨドリは桜の蜜を好むが、これらの鳥を「花吸い」と呼ぶ地方があるそうだ。ここの花吸いたちはなかなかにぎやかだ。
園内には300本の梅があるというが、こちらも見頃だった。花いっぱいでうれしい休日を過ごすことができた。
今日の車での走行距離:0Km。
今日の昼寝:帰りのバスの中で10分ほど。
今日の宿:東京の自宅。