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1. 温泉寺の山門の上にある、大きな桜。 2000.2.5--静岡県熱海市 清水山温泉寺(66K) |
2. 温泉寺の大桜を下から見たところ。 2000.2.5--静岡県熱海市 清水山温泉寺(87K) |
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3. 2000.2.5--静岡県熱海市 糸川遊歩道(71K) |
4. 花屋の前にて。 2000.2.5--静岡県熱海市 糸川遊歩道(65K) |
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5. 2000.2.5--静岡県熱海市 サンレモ公園(75K) |
カメラバッグを新調した。毎週の花見で酷使したためか、これまで使っていたバッグのチャックが壊れてしまったのだ。今度のものはカメラやレンズを収納しやすく、しかも背負いやすい。これからどんどん活用していきたい。
今日は熱海にやってきた。熱海桜が見頃を迎えたと聞いたからだ。昨年も2月第1週に熱海桜を見に来ている。
熱海桜は、和名をカンザクラという。熱海桜というのは地元での呼び名だ。
カンザクラはカンヒザクラとヤマザクラの交配種である。熱海市内各地に約200本が植えられている。カンヒザクラの影響が強いのか、桜としてはやや濃い目のピンク色の花をつける。
まず、清水山温泉寺を訪ねる。この寺の山門の上に、大きな熱海桜がある。
初春の明るい日を浴びて咲くピンク色の桜を見るととてもうれしくて、しばし口をぽかんと開けたまま見とれてしまった。先週は春の桜を沖縄で見たが、本州でも早咲の桜が見られる時期になったわけだ。
花から蜜が出るのか、メジロや、少し大型の鳥が盛んに花の中にくちばしを入れている。熱海桜の遺伝的な親の一方はカンヒザクラだが、カンヒザクラも蜜をよく出し、メジロなどがよく集まる。きっと熱海桜にもその性質が受け継がれているのだろう。
鳥たちが枝から枝へと飛び移るたびに、花びらが少しずつ落ちてくる。
糸川遊歩道沿いには、30本弱の熱海桜が植えられている。まだ幼木が多いので、立派な桜並木になるのは10年ぐらい後だろう。
糸川がぐねぐね曲がっているのと、ビルがすぐそばまで迫っていて桜に陽が当たりにくいため、なかなかいい写真が撮れない。
最後に訪れたのはサンレモ公園だ。去年より少し早い時間帯にもかかわらず、去年同様西側の山とホテル群に遮られて日光が当たらない。ここの桜をいい写真に収めるためには午前中に来ないといけないようだ。
サンレモ公園の桜の下では、一枚ずつバラバラに散った花びらに混じって、5枚の花びらが一緒になって花の形のまま落ちているのが見られる。どうも、何かの小鳥が花のすぐ下の子房(実になる部分)を食べているようなのだ。広島県宮島で、ウソという鳥がソメイヨシノの子房を食べているのを見たことがあるが、ここと同じように花のガクのすぐ下を食いちぎっていた。
花を見て楽しむ人間にとっては迷惑この上ない食べ方だが、小鳥も生きていくためだろうからしかたがない。
サンレモ公園に行く途中の海浜公園にも桜がある。昨年は工事のため入れなかったのだが、今年もまだ工事が続いていて立ち入り禁止だ。工事の囲いの上から、見頃の桜が何本も頭を出している。作っているのは温水プールかなにかのようで、去年はなかった大きな丸い屋根が桜の背景に見える。来年こそは邪魔な囲いなしで桜を見られるだろうか。
今日の車での走行距離:0Km。
今日の昼寝:行き帰りの電車の中でそれぞれ30分ほど。
今日の宿:東京の自宅。