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1. 2000.1.2--茨城県土浦市 土浦市役所前(90K) |
2. 2000.1.2--茨城県土浦市 土浦市役所前(59K) |
茨城に住む母が、新聞の地方欄に土浦の二季桜が載っていたと教えてくれたので、実家から東京に戻る途中に立ち寄った。
今日は正月2日。駅から目的地である土浦市役所に向かうバスはすべて運休していたが、他の路線の運転手さんが徒歩15分ぐらいだと教えてくれたので、歩いていくことにした。
今日は天気がよくて、風も穏やかだ。気温はそれほど高くないが、歩いていてとても気持ちがいい。
土浦市の花は桜だそうだ。途中で渡った桜川の両岸は桜並木になっていた。きっと春にはすばらしい景色が見られるに違いない。
一度道に迷って少し時間が余計にかかったが、20分ほどで小高い丘の上にある市役所に到着。特に「部外者立ち入り禁止」といった立て札や鍵のかかる門などはなかったから、敷地への出入りは自由なのだろう。その敷地の中にも桜がたくさん植えられている。そして、目指す桜は駐車場の向こう側に咲いていた。
新聞記事によれば、この桜は昭和48年に水戸市役所から贈られたもので、毎年春と晩秋に花をつける。高さは6mあるという。市の管財課は「二季桜として有名になったが、一重なのでシキザクラだと思う」と話している。
桜の花は、薄いピンク色で、大きさは直径2cm程度。木全体の咲き具合は、春の花に例えれば3,4分といった感じだ。中には散り始めている花もあり、穏やかな風の中、花びらがひとひら、またひとひらと落ちていく。
その花びらの先は少しぎざぎざしているのが特徴だ。私は先日水戸市の偕楽園で見た二季咲桜(シキザクラの一種)に似ていると感じた。同じ種類ではないかと思う。
呼び名についてちょっと理屈っぽく言えば、土浦に来てから桜の呼び方が変わり、水戸の二季咲桜がいつしか二季桜と呼ばれるようになったのかも知れない。
この木は、県都水戸から県南の中心都市土浦に贈られた友好の桜なのだろう。いつまでも元気に咲きつづけて欲しいものだ。
さて、「毎週桜旅」のコンセプトの元、これで13週間に渡って毎週末に桜を見てきたことになる。実は、曜日配列の関係で、元旦(土曜日)か2日(日曜日)に桜を見ることができるかどうか難しいと思っていた。3が日に休みとなる公園が多いからだ。でも、今日の花見でなんとかその困難を乗り越えることができた。
さあ、このまま春まで花見を続けることができるだろうか。
今日の車での走行距離:0Km。
今日の昼寝:普通電車の中で1時間弱。
今日の宿:東京の自宅。