モバイラー中ちゃんの気まぐれ桜旅 title

1999年12月5日(日)晴れ時々曇。夕方はちょっと寒い。

茨城県水戸市 偕楽園・千波湖畔の二季咲桜



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好文亭前の二季咲桜。
1999.12.05--茨城県水戸市 偕楽園(70K)
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二季咲桜のアップ。直径2.5〜3cm程度の、一重の花だ。
1999.12.05--茨城県水戸市 偕楽園(36K)
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好文亭の庭内の二季咲桜。
1999.12.05--茨城県水戸市 偕楽園(63K)
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千波湖と桜川に挟まれた堤防上に植えられている二季咲桜。
1999.12.05--茨城県水戸市 千波湖畔(82K)
このページの写真は、フィルムカメラとスライドフィルム(Kodachrome E100SW)で撮りました。

偕楽園の二季咲桜について
問い合わせ先:
偕楽園 029-221-6570

旅日記

私の実家は茨城県にあるのだが、水戸偕楽園の二季咲桜の見頃がそろそろ終わると聞いて帰省を兼ねて出かけることにした。

偕楽園は、岡山の後楽園、金沢の兼六園と並んで日本三大名園に数えられる。そのうち偕楽園だけが入場料を取らない。そんなことが地元民の小さな自慢だったりする。(園内の建物「好文亭」は入場料が必要。)
偕楽園は、水戸藩主徳川斉昭(最後の将軍徳川慶喜の実の父)が作った。皆が楽しめるようにという意味を込めて、中国の古典「孟子」の一節から名づけたという。ここはご存知の通り梅で有名だが、もちろん今は梅は全く咲いていない。

二季咲桜は、東門を入ってすぐのところと、好文亭の前に2本、そして好文亭の庭内にあった。その中で一番良く咲いていたのは、好文亭の前の1本だった。
二季咲桜はシキザクラの仲間で、例年10月終わりから12月初旬にかけてと、春に開花する。
初代の木は、ある水戸藩士の屋敷にあったものをここに植え替えたものという。

花は一重咲きで、大きいものだと直径3cm程度はある。桜の下には少し花びらが落ちていて花期の終わりを感じさせる。

実家から近いこともあって偕楽園には何度も足を運んでいるが、梅の季節に来ることが多かったので、ここに冬に咲く桜があることは知らなかった。
好文亭の案内所のおばさんが、千波湖畔にも二季咲桜があることを教えてくれた。日没が迫っているので急いで向かう。
千波湖畔には、私が見つけただけで10本程度の二季咲桜があった。そのうちの1本は、春の桜と見まがうぐらい盛大に花をつけていた。湖畔を散歩している若いカップルが、ちょっと不思議そうに花を見上げていた。

日没の後少し水戸の街を歩いてみたが、店も道もかなりきれいになっていてびっくり。でも、古い建物のままの料亭や和菓子屋も残っていて、それを見て少しほっとした。


今日の食事

今日の車での走行距離:0Km。

今日の宿:茨城県の実家。実家に泊まるのは5月のゴールデンウイーク以来だ。35歳にもなって独身なものだから、実家に帰る度に「結婚しろ」という圧力が強くなる。だけど、結婚したら毎週桜を追う旅なんてできなくなるだろうなぁ。


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