2006年4月9日(日) 晴れだが黄砂の影響で見通しが悪い 愛媛県今治市 今治城、カレイ山展望公園、能島、上島町 岩城島積善山三千本桜 |
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7. もうすぐ日が暮れる。 2006.4.9-愛媛県上島町 岩城島(49K) |
朝一番で今治城へ。
私が生まれてから1年ほどの間、ここから歩いて10分ほどの場所に住んでいたらしい。母に電話で聞いてみたら、ここは散歩道には入っていなかったとのこと。でも、帰宅したら両親に写真を見せてあげよう。
続いてカレイ山展望公園へ。これから渡る能島(のしま)を見ようと思ったのだが、ぼんやりかすんでいてはっきりとは写らない。そばにいた写真家の方によれば、ここはいつもこんな感じの天気なのではなく、今日は黄砂の影響で見通しが悪いのだそうだ。
好天には恵まれているし、島の風情も可愛くていいのに、ちょっぴり残念だ。ただ、春っぽい雰囲気といえなくもない。
さて、いよいよ宮窪港からフェリーに乗る。能島は無人島だが、年に数回フェリーで渡ることができる。春は昨日と今日の2日間だけだ。
能島は伊予水軍の根拠地だった。島全体には城も築かれていた。この海峡は重要な航路だったため配下に置いていたという。
島の手前と向こうはかなり速い潮が流れていて、まるで川のようだ。ここを昔の帆船が行き来していたかと思うと少し危なっかしい気もする。
島の桜は染井吉野が多い。直径1mもありそうな巨木もあちこちに見られる。木によってばらつきがあるもののほぼ見頃。元気な木が多いように思う。きちんと手入れもされているようだ。
宮窪の方によると、この桜は昭和の初め頃から植えられていたそうだ。なるほど、古木が見られるはずだ。植樹の目的ははっきりしないが、花見どころを作るためではなかったかとのこと。
太鼓は、昭和の後半になって始めたものだそうだ。大人が演奏しているのを見て子供たちもやりたいと言って始めたとのこと。昼過ぎに子供たちの最後の演奏が終わり、先生が解散前の注意事項を話していた。みんな小学生だが、この春中学に進学する卒業生も何人か混じっている。新中1生は子供太鼓からも卒業するようだ。最後の晴れ舞台、みんなは思い通りに演奏できただろうか。
たまたま立ち寄ったフェリー埠頭で岩城(いわぎ)島のすばらしい桜のポスターを見て、急遽渡ってみることにした。
三千本桜と言われる積善山山腹の桜は見頃、でも、ポスターが撮られたと思われる山頂近くの桜はまだ5分咲きだった。絶景だっただけにちょっと残念だが、またの機会に訪れてみることにしよう。
いよいよ中国地方・広島県に上陸。
今年はもう四国へ来ることはないと思う。ありがとう、四国の桜たち。
下はうまいたこ釜飯と刺身など (↑41KB) |