1998.5.20--北海道別海町奥行臼 ↑ click photo(43K) |
別海町西春別には、廃止されたJR標津線の記念館がある。3年前そこに立ち寄り、途中駅の一つ奥行臼に桜並木があったという記述を見つけたのが、奥行臼の桜を知るきっかけだった。
3年前に奥行臼を訪ねたときは天気が良くなくて、少し残念な思いをした。地元のおじいさんによれば、昔から並木というほどきれいに並んでいたわけではないらしい。でも、あちこちに古いオオヤマザクラの木が残っていて、濃いピンク色の花が集落を飾っていた。
今日は雲一つないほどの快晴で、青空を背景にした桜の写真を撮ることができた。3年前にはバックの山に雪があっていい借景になっていたが、今年は暖かくて雪が解けてしまったらしい。ちょっと残念だが仕方がない。
三脚を構えてのんびりと写真を撮っていると、私の後ろに停まった車の女性から声をかけられた。3年前に同じ桜の前でお会いした、根室市のKさんという主婦の方だった。彼女は仕事で別海町周辺の顧客を担当していて、そろそろ桜が見頃だと思って仕事の途中ここに立ち寄ってみたのだそうだ。初めてお会いした後年賀状の交換はしていたが、今回私が再び桜を追う旅をしていることはお知らせしていなかった。お互い偶然の再会にびっくりした。
今回の旅で私が見た桜のことや、北海道の花のことなど、お互いに昼食を取ることを忘れるぐらい話をしてお別れした。
今日の食事
今日の宿:釧路湿原とうろユースホステル。