2004年10月31日(日) 曇一時晴 東京都新宿区 新宿御苑 |
9月中旬にひき始めた風邪がまだ抜けきらない。毎日の不養生のせいかも知れない。困ったものだ。
週末は土日とも雨という予報が出ていたが、次に来るはずの低気圧の移動が思いのほか遅く、日曜日の午後は一旦天気が持ち直した。10月最後の週末だっただけに毎月花見をしている私は気をもんだけれど、ずっと雨にならなくて良かった。
新宿御苑の桜園では、十月桜の場所だけぽっと照明が当たっているように明るい。周囲の桜はまだ緑濃い葉をたくさん残しているのだが、十月桜だけはかなり葉を落としており、光が入りやすいのだ。
3本ある十月桜は、どれもぽつぽつと花をつけている。ただ、おととし・去年と比べて花の数がかなり少ない。今年の開花日も遅かったようだ。やはり秋口まで残った暑さの影響だろうか。
十月桜は八重。直径は1cmから3cmくらい。花色は白から薄いピンク。花びらは細長いものもあるし、円満な楕円形をしたものもある。御苑には楕円形の木が多いように思う。
2本ある冬桜はたった1輪だけ開花していた。一重5弁でふっくらと咲く、私の好きな花だ。花びらの上には、今朝まで降っていた雨粒を1つだけ乗せていた。
桜の下を見ると、長短さまざまに折れた枝が散らばっている。今年は台風が多かったが、そのせいで木の損傷が発生したのかも知れない。
また、水たまりはほとんど残っていないが、松葉が水たまりの輪郭通りに積み重なっている。昨夜はかなりまとまった雨が降ったせいなのだろう。
いよいよ秋の桜が本格的になってきた。来月はどこで桜を見ることができるだろう。
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