1. オオヤマザクラの下でバーベキューをする人々。 2000.5.20--北海道釧路市 春採公園(66K)		2. チシマザクラ。この木はまだ2,3分咲きでしかなかった。チシマザクラのふっくら・くっきりした花の様子が好きだ。 2000.5.20--北海道釧路市 春採公園(45K)

春採公園は、釧路市民が花見をする定番の場所だそうだ。春採湖の北・東岸に広がる園内にたくさんの桜が植えられている。ほとんどがオオヤマザクラだが、数本だけチシマザクラを見かけた。どちらの桜も咲き始めから5分咲きといった感じで、まだ少し早かったかも知れない。オオヤマザクラの濃いピンク色が、曇空の下の灰色の風景の中で目を引く。
園内にはバーベキューコーナーがあって、今日はたくさんのグループがおいしそうな匂いを周囲にふりまいている。
それにしても寒い。午後3時で気温は7度しかない。空港を出るまではTシャツ1枚で大丈夫だったのだが、外の空気の冷たさを感じて、慌ててシャツ・セーター・ジャケットの計3枚を着込まなくてはならなかった。でも、地元の方は寒さなどものともせず花見を楽しんでいる。

春採(ハルトリ)という地名は、アイヌ語の「（岬の）向こう側の土地」という意味の「アルトル」に漢字をあてたものだそうだ。
「ハルトリ」という地名を聞くと、春を先取りできる場所のように思える。桜を愛でるのにふさわしい地名だと感じた。

• 朝：いつもの通り、食パンにプルーンジャムを塗って食べる。
• 昼：飛行機の中で、羽田空港で買った「御弁当味くらべ」を食べる。ごはん、さくら漬、さけ塩焼、オムレツ、肉団子、しいたけ・にんじん・こんにゃく・ごぼうの煮物など。機内サービスのスープが食事に合う。
• 夕：和商市場にて。ホテルは市場の近くだから、一旦重い荷物を置いてくればよいようなものだが、和商市場の人は旅人には優しいと聞いていたので、旅人らしくカメラバッグを背負ったままで歩き回る。ごはん（使い捨てどんぶり入り）だけを買って魚屋をうろうろすると、回りのたくさんの魚屋から声がかかる。一番安そうだった店で、ごはんの上にうに、いくら、さけ、たらこを載せてもらう。うには色が黒ずんでしまっていたけれど、東京で食べるどんな色のいいうによりも甘くてうまかった。というわけで、即席のオリジナル海鮮丼1450円也。
• おやつ：栄養のバランスがちょっと気になったので、ローソンでコンビサラダ（卵・ポテト）を買い、ホテルで食べる。

今日の昼寝：釧路空港から釧路駅に向かう連絡バスの中で約20分。釧路空港は市街地から遠く、バスに乗っている時間も長い。

今日のフライト：羽田12:20-(JAS135)-13:55釧路。機材はA300。

今日の宿：釧路東急イン。早めにベッドに入ったのだが、暖房が効きすぎていて寝付きが悪かった。