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1. 2000.5.5--青森県弘前市 弘前城址(81K) |
2. 2000.5.5--青森県弘前市 弘前城址(65K) |
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3. 西堀の夜景。堀に映り込んだ桜並木の姿が印象的。 2000.5.5--青森県弘前市 弘前城址(54K) |
4. 「御滝桜」と呼ばれる桜。棟方志功が名付け親という。 2000.5.5--青森県弘前市 弘前城址(57K) |
私が日本で一番好きな桜の名所、弘前城にやってきた。朝6時半に起き、城内に入る。相変わらず早朝からすごい人込みで気おされてしまうが、美しい桜の姿を求めてあちこち歩き回る。
95年は満開には早すぎ、98年、99年には散り始めの姿しか見ることができなかったが、今年やっと満開の桜に会うことができ、とても幸せだ。
外堀や西堀のソメイヨシノも、本丸のシダレザクラも同時に満開を迎えたようで、フィルムの使用量がどんどん増えていく。
だが、幸運は長くは続かない。
午後に車の始業点検をしていて、エンジンからオイルが漏れているのを見つけてしまったのだ。オイルはエンジンの下側のカバーをべっとりと覆っている。そういえば、昨日東北道を走行した後、リアウインドウに何かの油が飛び散っていたことを思い出した。あのときは路上の油でも踏んだのかと思っていたが、まさか自分の車のオイルだったとは。
このまま長距離を運転すると、いずれオイルがすべて漏れ出してしまってエンジンが焼け付く危険性がある。次の目的地に移動するのは避けたほうがいい。
imodeの携帯電話で「ホンダ」と名のつく弘前市のカーディーラーを調べ、片っ端から電話をしていくが、悲しいかなどこにも通じない。ゴールデンウイークのため全て休んでしまっているようだ。
辛うじてJAFには通じた。だが、「エンジン内部からのオイル漏れだったら応急措置もできないかも知れない」という悲しい前置きがあった。エンジンに負担をかけないように猫のような運転でJAFを訪ね見てもらったが、やはりJAFではどうにもできないという。
明日6日から営業するホンダ系のカーディーラーが1軒だけあるというので、そこを教えてもらった。
「部品の取り寄せなどで時間がかかると、ゴールデンウイーク中には直らないかも知れませんよ。」 なるほど、JAFの方のおっしゃる通りだ。少しは覚悟しておかないといけない。
JAFを出たはいいが、ひどい渋滞をかいくぐって弘前城に戻る元気がない。夜になるまで道の駅で待つ。
こんな時こそ睡眠不足解消のために昼寝をすればいいのだが、車の修理のことが気になって全く眠れない。困ったものだ。
夕食後、渋滞が解消しそうな時間を狙って弘前市内に戻ったが、やはり1Kmほど車が滞っていて少し苦労する。できるだけエンジンに負担をかけたくないので、渋滞で前の車がしばらく動きそうにないときは、エンジンを切って待ったりもした。
私の気分が乗らないせいで、大好きなはずの弘前城の夜景を見てもあまりうれしくない。写真を撮っていてもどこか上の空だ。
知らない街でトラブルに遭うととても心細い。
車はひどく故障しているのだろうか。修理は明日中に終わるだろうか。
今日の食事
今日の車での走行距離:27Km。
今日の宿:弘前市内の駐車場。