2005年11月20日(日) 快晴 愛媛県新居浜市 マイントピア別子 |
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1. 復元された鉱山鉄道と桜。 2005.11.20-愛媛県新居浜市 マイントピア別子(101K) |
2. 線路跡と十月桜。 間にある水路は銅山跡からの排水。 2005.11.20-愛媛県新居浜市 マイントピア別子(80K) |
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3. 十月桜のアップ。 2005.11.20-愛媛県新居浜市 マイントピア別子(53K) |
紅葉前線を追って西日本を巡る旅で、四国・愛媛県新居浜市の別子ラインに立ち寄った。ここではかなりいい紅葉が見ることができ、大変幸せだった。
で、車泊の宿として道の駅マイントピア別子に立ち寄ったところ、秋咲きの桜を見つけることができた。
そう言えば、ここ別子ラインに秋の桜が植えられたと聞いたことがある。
別子には銅山があった。江戸時代の1691年に開坑し、1972年に休山した。マイントピア別子は端出場(はでば)地区にあるが、その端出場は採鉱・輸送の中心地であり、鉱山鉄道の駅もあった。
私は1973年まで新居浜市の隣の市に住んでいた。新居浜のおじの家の近くをこの鉱山鉄道が通っており、おじ宅に遊びに行くたびに一度は列車が走っているところを見てみたいと思っていた。しかし、私がもの心ついた頃には銅山事業が下降線をたどっていたせいか列車の往来が少なかったらしく、列車が走っている姿を見ることは結局一度もなかった。
鉱石輸送列車が平日中心の運転だったことも、小学生が列車を見るチャンスを得られなかった理由の1つのようだ。
マイントピア別子は、温泉やレストラン、そして別子銅山を偲ぶ資料館などの施設で構成されている。
ここには約120本の桜が植えられた。マイントピア別子を開業した時の責任者が、秋にも咲く花を植えなければお客様を呼ぶことはできない、との考えのもと植えたものだ。
私の見るところ、十月桜と冬桜がある。冬桜のほうがかなり少ない。復元された鉱山鉄道の線路沿いの他、端出場駅の周辺や、駅から少し下った線路跡の周辺にも植えられている。秋の桜としてはかなり良く咲いている。
現在動いている鉄道の機関車は、明治25(1892)年に銅山鉄道用に輸入したものを83%のスケールで復元したものだそうだ。現在の動力は電気である(2本の線路のすぐ横に、給電用のサードレールが見える)。
私が子供の頃にはすでにSLはなかったし、今は復元されたものではあるけれど、子供の頃見たいと思っていた鉱山鉄道に出会うことができて少し感じるものがあった。
下は焼さば定食 (↑47KB) |