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1. 桜のトンネルと呼ばれる場所。雨と風のせいで花はかなり落ちてしまっていた。 2000.5.13--北海道静内町 二十間道路(82K) |
本州ではもう桜が残っている場所はほとんどないはずだ。毎週桜旅の記録を伸ばすためには、これから毎週末に北海道に飛ばなくてはならない。
千歳に着いたときにはすでに雨。レンタカーで走っていて、前が見えなくなるほど雨が強く降る瞬間もあって少し恐い。
静内の二十間道路に着いたのは午後4時過ぎ。木曜に満開宣言が出たはずだが、桜の花はかなり散ってしまっている。地元の方に聞いてみたところ、木曜日は確かに花はきれいだったが、翌日から風雨が強く、花がどんどん落ちているという。
二十間道路は、全長約8Kmの桜並木である。明治36年に、新冠御料牧場への行啓道路として幅二十間(約36m)の道路が造成された。当時は中央道路と言われていたが、いつからか二十間道路と呼ばれるようになった。
大正5年から、牧場職員が近隣の山々からオオヤマザクラ(エゾヤマザクラ)などの植樹を始めた。道路の両側に植樹するのに3年もかかったという。
二十間道路の途中から、桜のトンネルと呼ばれる遊歩道が分岐している。二十間道路自体は普通の桜並木よりも幅広だが、車も通るので桜を見ていて騒音が気になる。桜のトンネルは車を締め出しているので、静かな気持ちで花見ができる。
そのトンネルの桜も、かなり散ってしまっている。地面に落ちた花びらは雨で透けて、ちょっと不思議な半透明のピンク色に変化している。
夕方が迫ってきたので、桜のトンネルだけを見て、桜並木を後にする。雨は相変わらず止みそうにない。明日まで花は残っていてくれるだろうか。
今日のフライト:羽田13:05-(JAS111)-14:35新千歳。機材は、JASレインボー777。ゲームのできるポケットビジョンが付いていた。ゲームはあまり好きではないが、試しに使ってみる。確かに退屈しのぎにはなるけれど、出張旅行のときに使う気にはなれないだろう。
今日のレンタカーでの走行距離:157Km。
今日の宿:豊郷夢民村ユースホステル。ペアレント(オーナー)さんは北海道の自然にとても詳しい方で、お話していて楽しい。